心理カウンセラーってどんな仕事?

カウンセリングとは何か

あなたは「カウンセリングとは何か」を考えた事がありますか?

 

カウンセリングと言うと、多くの方が話を聞いて相談に乗ってもらうイメージを抱くと思います。

 

ところがあなたにもこんな経験がありませんか?

 

自分が発した弱音や愚痴に対して、親や友達に真っ向から否定されて落ち込んだり腹を立てたことが。

 

実は人間というのはほとんどの場合、悩みに対してどうしたら良いのか、どうすべきかという答えを自分の中に持っているのです。

 

ですから、自分が思っていることを打ち明けた時に同調してもらえないと、もうこの人には話したくないと心を閉ざしてしまいやすくなってしまいます。

 

誰もが余計なエネルギーを使いたくないし、傷付きたくないと思っていますから当然といえば当然のことでしょう。

 

そもそも弱音や愚痴というのは、何かを解決してもらいたいから発するわけではなく、自己責任だと分かっていても、信頼している人に聞いてもらいたいだけなのです。

 

その弱音や愚痴に対して意見されたり、否定されたりしたいわけではなく、ただ聞いてもらいたいだけなんですよね。

 

しかし、人間というのはつい自分の意見を言ってしまいがちです。

 

相談されているのだからと思って厳しい意見を素直に伝えたら関係が悪くなってしまったという経験をお持ちの方もいると思います。

 

相手のためを思って発言しても、相手が快く思っていなければ何の意味もありません。

 

そんな時はただ、相手が発した事に対して頷いたり、相づちを打つ姿勢を見せれば良いのです。

 

そうすれば、相手に対して関心を持っていて、相手の気持ちを理解しようとしているように見られますし、カウンセリングにおいてもその姿勢が基本となっています。

 

実際、カウンセリングでは相手をまず受け止めてあげることがとても重要です。

 

カウンセリングでは、さらに共感している姿勢を示すために相手の発した言葉と同じ言葉を繰り返す方法を取る事があります。

 

カウンセリング用語ではミラーリングというのですが、要するにおうむ返しをするのです。

 

単純なように感じるかもしれませんが、実はこのミラーリングがカウンセリングの要であり、非常に基本的な姿勢となっています。

 

例えば、あなたが友達と話している時にずっと弱音や愚痴を聞かされていたら、初めの内は良くても段々とイライラしてきませんか?

 

あまりにもウジウジと長く、くどく話されてしまうと、いくら健康でポジティブな性格の人でも精神的に疲れて来てしまいます。

 

しかし、カウンセラーはそんなことは日常茶飯事です。

 

むしろそれが仕事なのですから、一日中色々な患者の話に耳を傾けなくてはなりません。

 

そんな時に頷いたり、相づちを打ったり、ミラーリングをすることが役に立つのです。

 

もちろん姿勢としてはそれで構いませんが「ただ」聞くだけではカウンセラーの仕事は務まりません。

 

言葉の裏側に隠れている気持ちをしっかり汲み取る必要があります。

 

言葉には出さなくても隠されている気持ちを理解して、それに対しての返答をするスキルが求められています。

 

カウンセリングにおいて、人の話を聴くことをリスニングと言いますが、このリスニングにはただ聴くだけではなく、言葉には表す事のできない患者の心の声を聴くという意味も含まれています。

 

どれだけ患者の気持ちに自分の心を寄せられるか、気持ちを汲み取れるかがカウンセラーにとってとても重要なことだと言えます。