心理カウンセラーってどんな仕事?

カウンセラーは極めて大きな責任を伴う仕事です。

 

カウンセラーの仕事には色々ありますが、特に患者との面接ではごく限られた所要時間の中で、精神的にぶつかり合っていくことが求められます。

 

もちろん患者の悩みごとに話し合いのテーマは異なりますが、カウンセラーと患者が真剣にぶつかり合うことで感情の揺れが起こり、気付きが起こりやすくなります。

 

ただし、揺れ動く感情から目を背けていてはいつまで経っても気付きは得られません。

 

自分の感情に目を向けずに、ただ対話をしているわけでは意味が無いのです。

 

ぶつかり合いというと、どうしても激しく議論するようなイメージを持たれると思いますが、そういうことではなく、患者の心の動きを注意深く見守ることが目的です。

 

そしてその心の動きに関心を寄せることで、自分自身の心にどのような気持ちがあるのかを静かに感じ取るのです。

 

感じ取った感情は、そのまま自分の心に留めておくのではなく、相手に返していくことが必要です。

 

このような繰り返しをする中で、カウンセラーも患者もそれぞれから何かを学ぶことになります。

 

カウンセリングにおいて学びがなければ何の意味もありませんし、第一長続きはしないでしょう。

 

ちなみにカウンセリングにおける「学び」というのは、「気付き」のことです。

 

ですから、気付きがいつまで経っても起こらないカウンセリングをしているカウンセラーは大げさに言ってしまえば仕事をしていないことになりますし、ただ時間を無駄にしているだけと言っても過言ではないのです。

 

このように、他人の心の動きを注意しながら観察し、現実について考えていく機会は日頃そうはありません。

 

例え家族の間で問題が起きたとしても、冷静にお互いの感情を理解するということはなかなかないでしょう。

 

そんな時にカウンセリングが非常に役立つわけです。

 

ですから、何か深刻な問題があるからという理由がなくても、日頃からもっと気軽にカウンセリングを取り入れていくと問題が深刻化しないで済むでしょう。

 

友達が多い人は人間関係も上手く機能しているように思えますが、それはカウンセリングのような人間関係を多く築いているからなのかもしれませんね。

 

人間関係が希薄になっている現代だからこそ、実は時間をかけて相手の気持ちを考えて行くカウンセリングがむしろ必要とされているのかもしれません。

 

もしあなたがカウンセラーを目指していながらも、人間関係を面倒臭いとか、わずらわしいという理由ですぐに割り切ってしまうようであれば、正直、カウンセラーという職業は不向きでしょう。

 

反対に、患者に対していつまでも関わりつづけますよ、付き合い続けますよと言える人であれば患者にとっても心強い存在になると思います。

 

ただし、カウンセラーになるにあたって、必要なのは情報量の豊富さだけではありませんから、その点は良く理解しておく必要があります。

 

カウンセラーには情報や知識の豊富さを超越した、謙虚で真摯な姿が求められるのです。